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午後になって、さらに来場者が増えた展示会場。各社のブースでは、盛んなアピールや抽選会など、賑やかな開場の雰囲気がさらに盛り上がっている。ノミネート製品から最高の一品を選ぶBest of Show Awardも発表された。
 展示会二日目に行われた二本目の基調講演(通算五本目)は、エクストリーム ネットワークスCEO兼プレジデントのゴードン・スティット氏による「ネットワークがビジネスチャンスを生み出す〜スイッチングテクノロジーの未来像〜」だ。
 近年、「イノベーション」という言葉は次第に小さい意味に用いられている、とスティット氏は切り出した。真のイノベーションというものは、差分的/部分的な改善や改良について用いられるべきものではなく、ビジネスモデル自体を変革させるようなドラスティックな意味の言葉である、と言う。日本は、自動車産業において真のイノベーションを実現した国であり、ネットワーク分野についても同様のことができるポテンシャルを持っているはずだ、と語った。
 エクストリーム ネットワークスは、1996年の創立以来「Ethernet Everywhere」という明快なコンセプトのもと、こうした真のイノベーションを目標に活動し続けている。代表的な実績として、L3スイッチの開発を挙げ、これがいかにネットワーク業界において重要なポイントであったかを解説。また、近年のイノベーションとして、ExtremeWare XOSという完全にモジュール型のOSをアピールした。
 確かにスティット氏のいうように、イノベーションという言葉は、年々狭くなっているように感じる。自動車産業で日本が行った産業自体を変革させる真のイノベーションを、ネットワーク業界でも起こさねばならないという意気込みを聴衆に惹起させる講演だった。
自社製品の紹介も行いながら、ネットワークのイノベーションを熱心に語ったゴードン・スティット氏。
 新たな10年の第一歩となるNetWorld+Interop 2004 Tokyoで、第11回目のBest of Show Awardが決定した。表彰式はHall2のOPEN STAGEで行われ、各部門の特別賞とグランプリを受賞した企業へ楯とトロフィーが授与された。Best of Show Awardを受賞するということは、最先端のネットワーク環境に対応し、その技術者たちから認められた証でもある。多くの参加者が表彰式に訪れていた。
 プロダクトアワード部門では、インフラ構築製品(キャリア・ISP向け)、インフラ構築製品(企業向け)、ネットワーク測定製品、PC・サーバ・ストレージ・周辺機器、アプリケーションソフトウェア、ネットワークセキュリティ製品、情報セキュリティ製品ハードウェア製品、モバイル・ワイヤレス製品のカテゴリーに分けて、製品がノミネートされた。
 またソリューション部門については、業界によって分けず「ソリューション」という大きな枠のなかでの選考となった。このほか、ShowNet構築に携わったメンバーによって選ばれるBest of ShowNet部門と、新たに設けられたベンチャー部門も決定された。
選考ポイントについて語る、Best of Show Award審査委員長の藤原洋氏。本年は「高度な技術力」「新しい観点」「相互接続性」そして「インパクト」の4つを基準に各賞が決められた。
インフラ構築製品(キャリア・ISP向け)部門でグランプリを受賞したシスコシステムズ(株)の「Cisco CRS-1キャリアルーティングシステム」。今もShowNetの根幹部分で稼動しているこの製品が堂々の受賞となった。
今年新設されたベンチャー部門で初の受賞となった(株)エレクトリック・マテリアルの「tempmail」。この部門はまだノミネートが少ない中での受賞であり、今後の発展が期待される。
Best of ShowNetでは、今回新たなトライアルとして採用したPOFを提供した、旭硝子(株)の「ルキナ」が受賞した。表彰式の会場にも、このルキナを使ってネットワークが接続されていた。

 Best of Show Awardで決まる賞はこれだけではない。参加者の投票によって結果が決まる「Best of ShowNetデモンストレーション部門」と「People's Choice」の2つが残っている。この2つの賞は実際に会場に訪れた参加者が、入場証についているAutoIDで票を投じることができるのだ。ぜひあなたの「最高の一品」に投票してもらいたい。結果は会期終了後にこのオフィシャルWebページにて発表されるので、楽しみにしてほしい。

 NetWorld+Interopの展示会場には、ShowCaseや各社ブースのほかに、特定のテーマに沿った企業を集めた「パビリオン」がある。昨年が3つだったのに対して今年は韓国、台湾、ネットワークストレージ、フィジカルレイヤ、ベンチャー、最先端IT資格の6つとなり、この中から新たなビジネスのつながりが生まれることが期待されている。それでは各パビリオンの見どころを紹介しよう。
ひときわ大きなスペースの韓国パビリオン。インフラ構築機器だけでなく、アプリケーションやソリューションベンダーも参加し、幅広い製品を扱っているほか、広い商談スペースも用意している。
インフラを支えるネットワーク機器を中心に展開する台湾パビリオン。ネットワークカードやアクセスポイント、VoIP関連製品などハードウェア寄りの展示を主に行っている。
現在注目が集まっている大容量記憶装置を取り上げたネットワークストレージパビリオン。iSCSIやNASなど、今後求められるストレージに必要な機器やソリューションを展示している。併設されたステージでは出展企業によるセッションも開催。
ネットワークを構築するにはなくてはならない物理レイヤ製品に関して展示を行うのがフィジカルレイヤパビリオンだ。各種ケーブルや測定機器、さらにケーブル敷設用の装置まで根幹を支える製品群が目白押しだ。
どのゾーンにも属さない革新的な製品を揃えているのがベンチャーパビリオンだ。次世代のネットワークを担う製品はここから登場する。併設されたOPEN STAGEでは、eガバメントについてのステージも行われる。
ビジネスに直結する資格取得をサポートする、最先端IT資格パビリオン。無料のテストコーナーを設けており、多くの参加者が出題される問題に挑戦している。
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