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ついに始まった展示会。多くの来場者が会場を賑わせ、出展社も華やかなプレゼンテーションを繰り広げている。展示会初日のレポートは、三本の基調講演に加え、会場で行われているツアープログラムを紹介する。 |
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6月30日の基調講演は全部で三本。その三本目となった米IBM社ソフトウェア・グループ ストラテジー&アーキテクチャー ソフトウェア開発担当副社長 ダニエル・サバー氏の基調講演は、オンライン環境を活用したビジネスソリューションのこれからを予感させるものとなった。
「今日のダイナミックな環境に対応するオンデマンド・ビジネスとは?」と題されたこの講演で、サバー氏は「オープンでスタンダードとなっているアーキテクチャを用いることで、より柔軟な対応が可能になります。また、スケーラビリティの面でも有利になり、ビジネス環境の変化に適応したシステムの開発が容易になるのです」と語り、現在のプラットフォームよりもさらに柔軟で、ユーザーにとっては単純化されたシステムの構築こそが重要であると強調した。
「情報のマネジメントや、異なるシステム環境・アプリケーション環境の間を埋めるものとしてミドルウェアの存在が重要であり、そこから企業、ユーザー双方にとって有用なインフラやサービスへの道筋が整っていくだろう」
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IBMでは、WebShereやDB2などに代表されるミドルウェア・プラットフォームを「eビジネスオンデマンド実行環境」と呼んでおり、ビジネス展開のための新しい方法をすでに提供していることを紹介。 |
同時にこうしたツールが多く登場することで組織の新たな改革が進み、また顧客や市場の変化に迅速に対応できるようになると語った。
ネットワーク化が進み、オンライン環境を前提にしたビジネスの展開が積極化しているなかで、これまでの方法論とは違う、新たな変革が起きている。進歩の度合いが著しいIT技術をいかにビジネスに利用し、トータルでの生産性を高めていくか。高度なネットワーク社会を目の当たりにしている今、こうしたことをより深く考えるきっかけとなる講演だった。 |
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NetWorld+Interop 2004 Tokyoのオフィシャルスポンサー、『アイ,ロボット』(配給:20世紀FOX映画)の公開記念セッションが、Hall2のNetWorld+Interop 2004 Tokyo OPEN STAGEにて催された。
9月18日より、全国拡大ロードショーで公開される同作。2035年の近未来を舞台に人間とロボットが共存する社会を描く、ウィル・スミス主演のSF大作だ。同作の予告編上映ののち、「最先端のIT業界に携わる人たちに、近未来を描いた作品を真っ先に見てもらいたい」と、配給元の20世紀FOX映画のジョン・フラナガン氏が、Interopの来場者に対してメッセージを送った。
その後、「美少女クラブ21」の安良城紅さん、柏木貴代さん、阪田瑞穂さん、渋谷飛鳥さん、本田有花さんの五人のメンバーが「アイ,ロボット応援団」として駆けつけてトークショーを開催。思わぬゲストの登場にステージ周辺には人だかりが。
Hall6に設置された『アイ,ロボット』ブースでは、会期中Tシャツプレゼントなどを実施している。来場の際には、こちらにもぜひ立ち寄って、人間とロボットの共存社会の一端を感じて欲しい。
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映画の予告編が流れるステージで、この映画の魅力をアピールした20世紀FOX映画のアジア・パシフィック・マーケティング・ヴァイスプレジデントのジョン・フラナガン氏。 |
| 『アイ,ロボット』応援団として駆けつけた「美少女クラブ21」の安良城紅さん、柏木貴代さん、阪田瑞穂さん、渋谷飛鳥さん、本田有花さん。 |
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NetWorld+Interopで毎回行われているShowNetウォーキングツアーは、定員オーバー必至の人気イベント。惜しくも参加できなかった人は、ぜひ「ShowNetセルフツアー」に挑戦してみよう。参加資格は非常に簡単。入場時に貰える入場証があればOKだ。入場証を持って入口ゲートを通り、会場に点在するNetWorld+Interopゆかりの場所に赴くと、そこにはチェック用の端末「Passport Catcher花子」が待ち受けている。入場証をそこにかざせば、1ポイントチェック。
それぞれのポイントはShowNetウォーキングツアーのコースに沿って設けられている。ポイントをチェックしていくだけで、NOCやPODなどShowNetを構成する基幹部分を回ることができる。それぞれのポイントには詳細な解説パネルがあるので、しっかりとその役割を学んでから先へ進もう。
会場内外には全部で8つのチェックポイントがあり、それをすべてチェックすると8ホールにある最後の関門「ShowNetセルフツアー抽選所」に挑戦だ。HDレコーダーや各種商品がゲットできる福引きが待っている。チェックしそこねたポイントは抽選所となりのチェック機で確認できるので、チェックし忘れているところがあったら急いでチェックしに行こう。
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入場証(首から下げるアレです)に、IC Chip PASSPORT、いわゆるICタグが仕込まれている。 |
| 非接触型のゲート「Passport Catcher太郎」を通って、いざセルフツアーへ。 |
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「Passport Catcher花子」に遭遇。入場証を手にもって「花子」にかざせばポイントチェック。有効範囲は最大10cmなのでできるだけ近づけよう。 |
| 抽選前に取り逃したポイントがないかを調査しよう。「花子」に入場証をかざすと画面の地図上に花丸印かバツ印でポイントが表示される。 |
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今回のイベントでは、入場者数のカウントや上記のセルフツアー、来場者投票を行うBest Of Show Awardのそれぞれに、ICタグ(AutoID)を利用している。10万人規模のイベントにおける本格運用は例がなく、果たして実用に足るインフラとして成立するかどうかを実際に検証する機会として注目されている。
AutoIDの研究は欧米でも行われており、日本ではAutoIDラボ・ジャパンが積極的な活動を行っている。同ラボの所長を務める慶應義塾大学 環境情報学部教授の村井純氏、副所長を勤める慶應義塾大学 環境情報学部助教授の中村修氏、そしてメディアライブ・ジャパン株式会社 取締役の大嶋康彰氏がそろって記者会見を行い、今回の試みの意義を説明した。
村井氏はこの会見の中で、イベントにおけるAutoIDの活用の可能性をアピールすると同時に、この実証実験が総務省・経済産業省のガイドラインに即したものであることを強調。プライバシーへの配慮を含めた総合的な試みとして、大いに意義があるものになると語った。中村氏からは実際のシステム面について解説が行われ、Interopでの結果を踏まえて今後より研究が進むこと、そしてビジネスの現場で活用されていくことへの期待が示された。また、大嶋氏はシステムの導入・運用面の立場から、うまくいけば来年のInteropでは全面的にAutoIDシステムを導入することになるかもしれないと述べ、二氏と同様に将来への期待をにじませた。
この試みに、国内・国外を問わず大きな期待が集まっている。来場者の方々も、実際に試しながら新たなインフラ構築の歩みを感じ取ってもらえれば幸いだ。
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記者会見を行った村井純氏、中村修氏(左から)。 |
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日本のネットワークに携わる技術者が集結して力を注いだShowNetは、正に「日本の最先端ネットワーク環境」そのもの。このShowNetの構築に携わったメンバーが直接技術解説を行ってくれるのが「ShowNetウォーキングツアー」だ。NetWorld+Interopのテーマのひとつ「エデュケーショナル」を実践し、毎年多数の参加者を集めている。
今年はA/B/Cの3つのコースに分け、期間中に24回のツアーが行われる。ツアーの定員は25名で、NOCメンバーとSTMメンバーが付き添いながら会場内を歩いて各技術のポイントを解説してくれる。Aコースは、IPv6とVoIP ShowCaseを中心にネットワークの根幹に迫るコース。BコースはBroadband Solution ShowCaseを初めとした、ソリューション重視のコース。そしてCコースはSecurity ShowCaseを重点的に回るセキュリティコースとなっている。途中、会期中のトラブルをさまざまな形でサポートするNOC/SOCチームの拠点も見学できる。参加者は約20分間のブリーフィングでShowNetの技術解説や歴史などのレクチャーを受けてから、いよいよ会場内へと進んでいく。
回るポイントは各コースによって異なるが、それぞれのコースに特に詳しいNOCメンバーを先頭に、各ShowCaseやPODを見て回る。例えばそれぞれのPODには役割や機能の面で個性があるが、どのような機材を使って何を目的に設計しているかなどを語ってくれる。そのほかには、準備段階でのトラブルやついさっき起こった障害など、苦労話も聞くことができる。
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会期中のネットワークセキュリティに注力するSOCチーム。初日だけで30万件を越えるウイルスや攻撃に対処したと言う。 |
| プレスツアーで解説をしてくれた山口英氏。ウォーキングツアーの一番最後は、NOC/SOCルームとエントランスにあるサーバ群について解説される。歩いてきた会場内のネットワークすべてが、ここに集中していると実感できる瞬間だ。 |
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NetWorld+Interopの会場やShowNetに関する説明には技術的な単語が多いが、NOCメンバーはそういった質問にも快く答えてくれる。実際に動いている最新の技術・機器のメリット、デメリット、課題などを知る非常に貴重な機会だ。少しでもネットワーク技術に興味があるなら、ぜひこのShowNetウォーキングツアーに参加してほしい。
受付はHall2の2階にある「ShowNetウォーキングツアー受付カウンター」まで、希望コースの30分前までに集合しよう。お土産にShowNetの構築風景を収めた「テクニカルビデオ」を予約をして帰ってはいかがだろうか。 |
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コンファレンスプログラムのひとつの目玉とも言えるスペシャルセッション。その第1弾は、まさに日本のインターネットを築き上げた6人の「父」が、この20年間の歴史と今後について語らう、まさに「温故知新」という故事がぴったりのセッションとなった。
司会は、本イベントの実行委員長である高橋徹氏。東京大学名誉教授の石田晴久氏は、VideotexやJUNET、パソコン通信など、20年間のネットワーク・インターネットの変遷を概観しながら、DDX大学間ネットの話題などを語った。また、1985年の通信自由化までにあったさまざまな「よくわからない」規制があったことなどにも触れた。
ニフティのシスオペとしても有名だったメディアエクスチェンジ社長の吉村伸氏は、ネットワークの普及に大きな壁となっていた日本語の問題、いまだに解決しない匿名性との戦いについてを振り返った。
続いて、ニフティを長年率いていた岡田智雄氏が、通信自由化後のパソコン通信を立ち上げるときの苦労と、インターネットとの根本的な考え方の違いを解説。そして奈良先端科学技術大学院大学教授の砂原秀樹氏は、JUNETの歴史とその功績について振り返った。最後に村井純氏が、20年経ってもいまだに解決できない問題を並べ、Interopを舞台に、これから取り組むべき課題に改めて触れた。
ネット20年、数々のハードルを乗り越えて、現在のインターネットの姿はある。しかし、解決できていない問題も数多く残っている。20年の歴史とその先を占う、意義深いセッションとなった。 |
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