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 今回のShowNetでは「プラスチックファイバー」の導入が一部検討されている。これが実現すればトポロジー図では見えにくい大きな変更点のひとつとなる。

 これまでの光ファイバーに対してプラスチックファイバーはコネクタの成端やケーブル自体の取り扱いが非常に容易でネットワーク構築の自由度をアップできると期待されている。しかし物理レイヤーというもっとも根幹をなす部分なだけに、メンバー内では従来の石英製の光ファイバーとの相互接続や、ネットワーク機器との接続部分に幾つか工夫が必要であることが心配されていた。そこで現在NOCメンバーによって実証テストを行っている。今回NOCミーティングでは、すべてをプラスチックファイバーに置き換えるのではなく、主に以下の用なポリシーで運用することを確認している。

ドロップ(ShowNetから出展社への接続部分)のうち、従来石英製のマルチモード・ファイバーを使用していた部分を、全面的にプラスチィック・ファイバーに置き換える。
提供インターフェイスのうち、1000Base-SXの場合と、10/100Base-TXの場合(ただし、100mを超えて、コンバータを用いる際のファイバの区間に使用)が相当する。
プラスティック・ファイバーのコネクタ形状としては両端にSCコネクタを採用する。ただし一部はLCコネクタの変換パッチケーブルも準備して、LCコネクタを装備している機器との接続に備える。
 テストでは実際の利用形態だけでなく限界性能のチェックも行っている。規格値を超えて延長した場合や、プラスチックファイバーを光ファイバー用の分岐タップに接続した場合、また、従来の光ファイバーとのコネクタ接続など、どこまでのロスが生じるかといった突っ込んだ内容も盛り込まれている。
 新たな技術へ挑戦したいというメンバーの熱い思いもあり、どのレベルで利用すれば安定させられるのか、その場合のネットワーク構築のポイントは何かなど、メンバー同士の知識や体験を基に議論が進められた。これまでのイーサネットケーブル→光ファイバーの転換に続いてプラスチックファイバーがネットワーク構築方法にあたえる影響は大きい。この議論そのものも新たな技術を運用していく上で、大きな情報の蓄積となるのは間違いないだろう。
 NOCミーティングではトポロジーや使用機材などのネットワーク面以外の相談も行われている。例えば会場でのNOC/SOCブース内の机の配置もそのひとつ。NOC/SOCチームの作業は会期までにネットワークを敷設して終わり、というわけではない。
 各メンバーは会期中、NOC/SOCブースでネットワークの運営に当たる。これらのネットワークが実際に会期中に運営され、問題が発生すれば即座に対応する、といった部分も役割のひとつだからだ。ネットワークの運営に対する情熱を惜しみなく注ぎ込める環境作りも、NetWorld+Interopの隠れたテーマと言えるだろう。限られたスペースの中でいかに効率的に作業するスペースを確保できるかも、トポロジーには書き込めない重要なファクターのひとつなのだ。

 さらに先日発表した「ShowNetウォーキングツアー」の順路も今回のNOCミーティングで話し合われたテーマだ。単にネットワーク技術を見せるだけでなく、それを「伝えていく」こともメンバーに共通した想い。ShowNetウォーキングツアーのガイド役はもちろんNOCメンバーが担当する。これは実際にネットワークを敷設したメンバーが直接その内容を伝えるためだ。声だけでなくパネルなどを利用したり、会場で作業をするメンバーと連携するなど、ShowNetウォーキングツアーもこれまでに積み重ねられたノウハウを発揮する場となるのだ。

 NetWorld+Interop 2004 Tokyoの会期まであと2カ月を切った。ShowNetのバックボーンや各ShowCaseのネットワークは会期までに敷設すればよいというわけではない。会期終了までの期間「安定動作するネットワークそのものをデモンストレーションする」という点が最も重要なのだ。5月下旬にはいよいよExternalの接続部分の事前検証を開始するなど、NOCメンバーの活動は実際の機器を使った実証の段階へとシフトしていく。その中で発見できたさまざまな課題は、本番までにトポロジーの変更や各機器のブラッシュアップなどを通じてさまざまな問題の克服が続けられる。NOC/SOC/STMのすべてのメンバーが一丸となって、常に解決のための努力を惜しまず活動を続けていくのだ。

 ShowNetの挑戦はさらに続く。

(記載のすべての内容は、2004年4月現在のものであり、今後変更になる可能性があります。)
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