Amazonで 128GB の USB3.0 小型USBメモリが販売されており、そこそこの性能があったので、購入してみた。
元々、MacbookのSSDが足りずに困っており、どのようにしようかと悩んでいたときのソリューション。
私はMacをMacとして上手に使うことが出来ず(よくわからない)、Xが動いているUnixだと割り切り使用してる。なぜ、こういう状況でMacを選択したかというと、液晶問題。ブルーライトがきつくいろいろなノートPCなどを試してみたが全滅。2007年頃より悩んでいる課題で、未だに自宅では、ThinkPadX31,T43,T60といった化石PCが現役だ。とはいっても、X31やT43では、WindowsXPのサポートが終わってしまい、かといって、Windows7を試してみたところ使い物にならないぐらい重たい。
そこで、Macbook + VMware + Windows 7 というソリューションを選んだ。
元々、未だに自宅ではノートパソコンでは、WinXP が現役で動いており、自宅インフラにあるVMware上のWindowsにRDPをするための端末として生き残っている。現在は、MacにもVMwareを入れることにより、シームレスな管理やデプロイなども可能というここともあり選択した。
しかし、MacでVMware + Win7を選択すると、ディスクの容量が逼迫してしまい、メインで常用するには、Win7で80GB程度のディスクが必要になる。ほかにも仮想マシンが動いており、容量が厳しいということ、データのバックアップにはTimeMathineが使えるということもあり、はみ出したデータのバックアップや一時データ保管などは、USBメモリに追い出してしまおうと考えた。
TimeMachineはUSB-HDDやNASなどにおけばよいという話もあるが、自宅でかならず、USB-HDDを接続するとも限らなければ、自宅にいるとも限らない。よって、いつでもバックアップをとれるソリューションを考えていたとき、常時USBポートに接続出来る小さなデバイスであること、USB3.0でそこそこ早く、大容量ストレージであるという条件に合致した。実は256GBあるともっとよいのだが。
ちなみに、
USBメモリは揮発性のフラッシュディスクであり、長期間のバックアップには向かないし、書き換えの限度もあり、耐久性はかなり劣るため、あくまでも一時的なものと割り切り、すべてのデータを失っても問題無いという前提に運用する(二重障害は考慮しない)。
長い前書きはおいておいて、届いたUSBメモリが本物か、きちんと128GB分のデータを書くことが出来るのか、性能はどうか、簡単に測定してみた。
$ date ; time dd if=/dev/zero of=/Volumes/SanDisk128GB/test bs=512k 2016年 1月 1日 金曜日 22時17分38秒 JST dd: /Volumes/SanDisk128GB/test: No space left on device 235848+0 records in 235847+0 records out 123651751936 bytes transferred in 7547.734151 secs (16382632 bytes/sec) real 125m48.496s user 0m0.531s sys 2m42.392s
$ date ; time dd if=/Volumes/SanDisk128GB/test of=/dev/null bs=512k ; date 2016年 1月 2日 土曜日 01時30分21秒 JST 235847+0 records in 235847+0 records out 123651751936 bytes transferred in 3041.979786 secs (40648446 bytes/sec) real 50m41.987s user 0m0.796s sys 1m52.489s 2016年 1月 2日 土曜日 02時21分03秒 JST
簡単なベンチでしかないが、シーケンシャルライトは、16MB/sec,
シーケンシャルリードは、カタログスペックより大幅に少ない(1/3以下)40MB/sec 程度。
最後までエラーにならずにデータを書き込むことが出来たので、本物でしょう。
ということで、Macに接続するとこういう感じ。
若干飛び出るようで、目立って飛び出さないというぎりぎりの許容範囲。
問題がないUSBメモリということで、FAT32でフォーマットされていたので、OS X拡張 暗号化ファイルシステムでフォーマットを行い、TimeMachineでのバックアップ先に設定。
課題は、VMwareのイメージがでかく、バックアップ不可。OSそのもののバックアップも不要、アーカイブデータなどもバックアップの対象外に設定をしたところ、対象となるデータは、20GBほど。
後は、OSがUnixということもあるので、macportsをいれ、rsync で zfs ストレージに手動でフルバックアップ+Snapshotでアーカイブという作業を不定期で実施すれば、データとして失われるものは最小限に出来るかなと。
てことで、お手軽なバックアップ環境が構築され、比較的幸せになりました。
ディスク容量に困ったり、TimeMachineで大事なデータだけいつでもスナップショットをとりたい。という方にはおすすめです。